sunmoonearth567鐘掛岩を過ぎると次ぎは「西の覗き」(^^;
300メートルの断崖絶壁の崖っぷちから身を乗り出し、宙吊り状態で下を覗き込む。案内人が幾つかの質問をする。たとえば「親孝行するか?」とか「嫁さんを大事にするか?」とか。「はい!」の返事がないと命綱が緩められてる。
07-18 21:44
緩められた分だけ落下する(^^;
誰もが慌てて「ハイーッ!」と絶叫するそうだ(^^;
確かに恐ろしい修行だった。命綱をタスキ掛けにして、しっかり両手を組んで頭上に上げる。もし両手が離れてしまったら、体の重みを支えきれなくなって、命綱が肩から外れてしまう可能性がある。
07-18 21:51
案内人が足首を掴んでいるとはいえ、命綱が外れたらかなりヤバイ(^^;
だから組んだ両手を絶対離してはいけないんだけど、崖下に落ちそうになると、どうしても組んだ両手を離して手で体を支えたくなる。その支えたくなる気持ちを抑えて、両手を組み続けるのが難しかった。
07-18 21:58
あの宙吊り態勢になってしまうと、もはや自分の力で崖の上に戻ることができない。案内人に命を預けてしまった状態だということ。こうなってしまうと人間ってのは弱いね(^^;
やくざの親分でもああなったら、素直なただのおっさんに変わってしまうと思う。
ユーチューブに面白いのがアップされてた(^^;
ははは(^^)、ま、こんな感じです(^^;
西の覗からの景色は素晴らしかったです。
左側が大阪方面、右側が奈良市方面だそうです。
07-18 22:07
私も慢心しそうになったときは、あの貴重な体験を思い出して、謙虚な気持ちを取り戻したいと思っている。「西の覗」での修行を終えると、頂上はすぐソコである。
標高1719メートル、そこに大峯山寺があった。
「山下の蔵王堂」は荘厳で華やかさすら感じさせるが、
07-18 22:21
「山上の蔵王堂」のほうは、良く言えば質実剛健、悪く言えばむさくるしいという感じだ(^^;
でっかい山小屋の屋根に瓦を乗っけただけというか(^^;
大峯山寺。
電気が使えないのか、
中は暗くてチョット怖いかも。
↑大峰奥駈道。
大峯山寺から熊野まで何キロぐらい
あるんだろうか? こんな山奥の中を熊野
まで歩くなんてバカげてると思うんだけど、
男のロマンってやつかな、
あこがれてしまうんだよなぁ~(^^;
ま、仏教美術を見に来たわけではないので何でもいいのです。むしろこのほうが修験道らしい。
07-18 22:40
参拝後、写経を納め、お約束の御朱印をいただきました。神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)とは、修験道の開祖、役行者のことです。
ちなみに役行者にはチョット思い入れがある。昔ハマった「幻魔大戦」の主人公の東丈(あずま・じょう)が役行者の生まれ変わりという設定だったんですよね。
07-18 23:03
登山口から頂上まで三時間ということでしたが、行者さんを追っかけてチョット速めに歩いたので約二時間半。とにかくしんどかったです(^^;。
帰りは約二時間。下りだからもう少し早く戻れると思ったけど、足が痛くてペースが鈍ったのでしょうな(^^;
07-18 23:09
あ、そうそう、頂上で、金剛杖に焼印を押してくれるということだったので、やってもらいました(^^)
マイ金剛杖。
問題はこの金剛杖をどうやって持って帰るか!?でした。長すぎるんですよね(^^;
忍者のように紐で背中にくくりつけるか、単車の座席に縛りつけるか。どちらもカッコ悪~い(^^;
07-18 23:16
あきらめて座席に縛りつけて帰りました。なんか暴走族が単車に木刀を縛り付けているような感じで恥ずかしかったです。でもこの金剛杖は大切な記念品なので、家までの約90キロ、耐え抜きました。翌日やっぱり筋肉痛で、仕事がとてもつらかったことを報告しておきます(^^;
07-18 23:22